« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

2009年6月30日 (火)

150人乗りイエメン航空機、アフリカのコモロで墜落

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090630-OYT1T00407.htm?from=main2
 【ヨハネスブルク支局】ロイター通信によると、アフリカ大陸とマダガスカルの間に位置する島国コモロで30日未明(日本時間同日午前)、国営イエメン航空(約150人乗り)の旅客機が墜落した。

 コモロのナドイム副大統領は「生存者がいるかどうか分からない」と述べた。事故の詳細や日本人の搭乗の有無は不明。

 コモロの警察関係者はロイター通信に対し、旅客機は海に墜落した模様だが、「海上に救出活動に向かうのは無理だ」と述べた。

 AP通信がイエメンの空港当局者の話として伝えたところによると、墜落機はエアバスA310型機で、乗客の多くはパリから帰国途中のコモロの住民と見られる。
(2009年6月30日12時14分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月21日 (日)

補助金でまかなえないドクターヘリ運行費…同乗ルポ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090621-OYT1T00195.htm?from=main5

 医師を乗せて事故や災害の現場に急行する「ドクターヘリ」を導入している全国18の病院のうち、12病院で国が想定する出動回数を大幅に上回り、公的な補助金だけでは運航費をまかなえていないことがわかった。

 2001年4月に国内に初めてドクターヘリが導入されてから8年余り。普及に向けた課題を探るため、救命救急の最前線をルポした。

 「野田、交通外傷。野田、交通外傷」――。6月9日午後0時28分、千葉県印旛村の日本医大千葉北総病院のドクターヘリ運航管理室に、同県野田市の消防本部から出動要請が入った。

 現場は30キロほど先の同市内。20代の女性がマイクロバスにはねられ、頭に大けがを負った交通事故だった。松本尚医師(47)と星島洋子看護師(29)が病棟から呼び出され、ドクターヘリに走り込む。要請から3分後、ヘリは現場へと出発した。

 「事故の状況は?」。機内では松本医師が無線で現場と連絡を取り合う。13分後、ヘリが現場から数百メートルの小学校の校庭に着陸すると、女性が救急車から機内に運び込まれた。頭部の出血が激しく、意識もほとんどない。松本医師と星島看護師はヘリが飛び立つと、容体を確認しながら点滴を施し始めた。

 二十数キロ離れた筑波メディカルセンターに降り立ったのは、午後1時9分。出動要請から約40分、事故発生から約50分というスピード搬送だった。

 同市内には、高度な救命救急にあたる「3次救急病院」がなく、救急車だと筑波メディカルセンターまで40分ほどかかる。女性は当日中に意識を取り戻したが、事故の処理にあたった野田警察署の幹部は「負傷したのは頭部。搬送に手間取っていたら危険だったかもしれない」と指摘する。

 同病院がドクターヘリを導入したのは01年10月。08年4月に全面施行された特別措置法では、1病院あたりの出動回数を年240回と想定し、国と自治体から年間一律に1億7000万円が補助されるようになった。しかし同病院の昨年度の出動は全国最多の663回。240回を超える出動の費用数千万円は運航を請け負う「朝日航洋」が負担する。「公益性と将来性を見込んで始めたが、このままでは続けられない」。同社の担当者はそう訴えた。

 ドクターヘリが01年4月に全国で初めて導入されてから、昨年度は16道府県の18病院で5635回出動した。うち1181回が交通事故への出動で、交通事故死者減少の一因ともされているが、日本航空医療学会によると、1病院あたりの平均出動回数は313回で、12病院で国の想定する240回を超えた。

 岡山、静岡両県でドクターヘリを運航する「セントラルヘリコプターサービス」は昨年度、約1億4000万円の持ち出し。6病院のドクターヘリを運航する「中日本航空」も、うち1病院から超過分の一部を補填(ほてん)してもらっているが、「それでも赤字」と頭を抱える。

 運航会社でつくる全日本航空事業連合会ヘリコプター部会では年240回という出動の想定を見直すよう国に求めており、厚生労働省は「来年度以降、見直しも含め検討する」としている。

 ドクターヘリを巡ってはヘリポートや格納庫の整備のほか、医師の育成といったソフト面の課題も山積している。こうした問題点を話し合おうと、NPO法人「救急ヘリ病院ネットワーク」(理事長・国松孝次元警察庁長官)が今月27日、東京都内でシンポジウムを開催する。問い合わせは同ネットワーク(03・3264・1190)へ。(関俊一)
(2009年6月21日03時20分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 7日 (日)

エールフランス機不明、エアバス社が同型機の速度計交換へ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090606-OYT1T00736.htm
 【カーン(仏北西部)=林路郎】エールフランス447便(エアバスA330型機)が大西洋上で消息を絶った事故で、エアバス社は同型機の速度計を交換することを決めた。

 事故を調べている仏民間航空安全調査局のアルスラニアン局長が6日、明らかにした。

 事故機は、消息を絶つ前に速度計の不調を示す自動信号を発しており、同調査局は、操縦士が速度を誤認したまま乱気流に突入したことが事故につな がった可能性があるとみている。同調査局によると、航空機が積乱雲など気流が不安定な所に突入する場合、速度が速すぎると機体に過度な負担がかかり、遅す ぎれば失速する可能性があるという。

 これに先立ち、エアバス社は、速度計に異常があった場合の操縦法について航空各社に警告を発した。エアバス社によると、A330型機は世界の70社以上が導入しているが、日本の航空会社は運航していない。

(2009年6月6日21時20分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「F22」ステルス戦闘機247億円…米国が日本向け価格

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090606-OYT1T00744.htm?from=main1
 【ワシントン=小川聡】ロイター通信は5日、日本が次期主力戦闘機(FX)として取得に意欲を示している最新鋭ステルス戦闘機「F22」の輸出型を作った場合、価格は2億5000万ドル(約247億円)になる見通しだと報じた。  米予算に強い権限を持つダニエル・イノウエ米上院歳出委員長(民主)が藤崎一郎駐米大使に送った書簡で伝えたとしている。  F22の輸出には、議会が決めている禁輸措置の解除が必要だが、イノウエ氏は日本への輸出に前向きとされ、日本の検討加速を促す狙いがあるとみられる。
(2009年6月6日21時26分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 6日 (土)

エールフランス機捜索、仏が原潜投入

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090606-OYT1T00378.htm
 【ドービル(フランス北部)=林路郎】仏軍統合参謀本部スポークスマンは5日、大西洋上で消息を絶ったエールフランス447便(エアバスA330型機、乗客乗員228人)の機体捜索に仏海軍の原子力潜水艦「エムロード」を投入することを明らかにした。

 ブラジル海軍は3日、同機のものとみられる残骸(ざんがい)を一部回収したと発表したが、4日になってこれが船舶のものとわかり、捜索は事実上振り出しに戻った。

 生存者や遺体が全く見つからない中、仏原潜は今後、事故原因の解明に不可欠なブラックボックスの回収に全力を挙げる。だが、事故から4日を経て、水深が数千メートルに達する海域での捜索は厳しく、長期化は必至だ。

 一方、仏紙ル・モンドによると、事故機が消息を絶つ直前に「垂直降下」を示す自動信号を発していたことが判明。仏政府の事故調査委員会では、事故機が乱気流に突入する際、速度表示計に何らかの誤作動が生じたため進入速度を誤り、揺れが空中分解を招いた可能性もある、との見方が浮上している。
(2009年6月6日11時51分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »