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2009年7月

2009年7月31日 (金)

政府、F22輸入断念…米下院決定受け

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090731-OYT1T00514.htm

 河村官房長官は31日午前の記者会見で、米下院が日本の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補の一つである最新鋭ステルス戦闘機「F22」の追加調達費を削除する決定をしたことを受け、輸入断念を表明した。

 河村長官は「米国の方針がそうであれば、代替を考えていかなければならない」と述べ、別機種の選定を急ぐ考えを示した。

 【ワシントン=小川聡】米下院は30日午後(日本時間31日未明)の本会議で、2010会計年度国防予算歳出法案にあった12機分の追加調達費の初期費用3億6900万ドル(約352億円)の使途を変更し、追加調達を認めない内容の修正案を可決した。

 一時は追加調達を認めた下院が上院に倣ってオバマ政権のF22調達打ち切り方針を受け入れたことで、11年末での生産終了が確定した。

 上下両院で審議中の10会計年度国防予算権限法案ではF22の「輸出型」の研究を国防総省に求める条項があるが、同省は消極的とされ、生産した場 合も費用の高騰が避けられない。今後、F22の生産ラインをF35用に切り替えるなどの措置も進むと見られ、日本のF22輸入は絶望的となった。

(2009年7月31日12時19分  読売新聞)

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成田B、2本目の誘導路…出発・到着別々に

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090730-OYT1T00363.htm

 成田空港のB滑走路(暫定平行滑走路、2180メートル)に新たな東側誘導路が完成し、30日から供用が始まった。

 これまで、滑走路と駐機場を結ぶのは西側誘導路だけで、出発機と到着機が交互に通行していた。2本目の完成でこれが解消され、東側は出発機専用、西側は到着機専用となった。

 ただ、東側は周辺の空港反対派の所有地を避けて整備されたため、弓形に曲がっている。

 誘導路を新設したのは、B滑走路が10月に2500メートルに延び、2010年3月以降、年間の発着数が20万回から22万回に増えるため。空港は、効率的な運航を目指し、西側に3本目の設置を計画している。

(2009年7月30日11時07分  読売新聞)

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2009年7月26日 (日)

滑走路誤進入の伊丹、赤色灯導入前倒しへ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090725-OYT1T00024.htm
 大阪(伊丹)空港で23日、日本航空グループのジャルエクスプレス機が管制官の許可を得ずに滑走路に進入したトラブルを受け、国土交通省は24 日、滑走路への誤進入の危険を、誘導路や滑走路上の赤色灯でパイロットに知らせるシステムを同空港に前倒しで導入する方向で検討に入った。

 このシステムは「RWSL」(滑走路状態表示灯)と呼ばれ、航空機が出す電波によって各機の位置を特定し、滑走路に誤 進入しようとしている航空機の進行方向にある赤色灯を自動的に点灯させて危険を知らせる仕組み。パイロットが無線での管制とのやり取りを聞き間違えること が多いことから、交信内容を取り違えた場合でも、誤進入を最終段階で防ぐ狙いがある。

 米国ではダラス空港やサンディエゴ空港で試験導入されており、米連邦航空局(FAA)は昨年、22空港に拡大する方針を示した。日本でも、 2007年以降続発している管制トラブルを受けて国交省が導入を決め、羽田、伊丹、福岡の3空港で今年度から整備計画をスタートさせているが、今回のトラ ブルで伊丹空港での運用開始を当初予定の11年度半ばよりも前倒しする検討作業を始めた。

 伊丹空港は2本の滑走路が並行しており、ターミナルビルの外側にあるB滑走路に到着した便は、内側のA滑走路を横切ることになる。同様の誤進入は07年9月にも発生しており、空港の構造上の問題も指摘されている。

(2009年7月25日06時31分  読売新聞)

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2009年7月24日 (金)

JAL系機が誤進入、後続着陸やり直し…大阪空港

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090723-OYT1T00558.htm

23日午前9時10分ごろ、大阪(伊丹)空港で、仙台からB滑走路に着陸したばかりのジャルエクスプレス2200便(MD81型機、乗員乗客74 人)が管制官の許可を得ないまま停止線を越えてA滑走路を横切ろうと進入し、A滑走路に着陸するため約4キロ手前を降下中だった日本エアコミューター 2400便(ボンバルディアDHC8―Q400型機、乗員乗客52人)が着陸をやり直すトラブルがあった。

 両機の乗員乗客にけが人はなかった。

 国土交通省によると、管制官はジャルエクスプレス機に対し、滑走路手前で待機するよう指示。しかし、これに対して、同機の副操縦士は「A滑走路横 断」と応答して、滑走路に進入を始めたという。管制官が滑走路進入に気付いたため、エアコミューター機に着陸やり直しを指示した。同機は約1分後に着陸す る予定だった。

 このトラブルで、運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして、調査官3人を現地に派遣した。

(2009年7月23日13時48分  読売新聞)

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伊丹に相次ぐ管制トラブル、構造上の原因か

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090724-OYT1T00063.htm

 伊丹空港では2007年9月以降、管制に関するトラブルが相次いでいる。

 誘因の一つとして、航空関係者は、伊丹空港の特殊性を指摘する。B滑走路に着陸した航空機が駐機場に向かうには、並行するA滑走路を横切る必要が あるためだ。北海道の新千歳空港もほぼ同じ構造だが、新千歳では滑走路の1本を離陸専用、もう1本を着陸専用に分けているため、滑走路横断の際には離陸機 だけに注意を払うことになる。

 これに対し、伊丹空港の場合は基本的に、距離の長いB滑走路は大型機、短いA滑走路は小型機と分けて運用しているため、2本の滑走路で離着陸の両方が行われている。この結果、B滑走路に着陸した航空機は、A滑走路の離着陸機の双方に注意を払う必要がある。

 今回は、管制官側も、副操縦士の誤った復唱にすぐに気付かなかった。国土交通省によると、管制官は当時、JEX機を含む9機を受け持っており、注 意が散漫になっていた可能性もある。同省では23日、全国の管制官に対し、管制指示に対する航空機側からの復唱内容が誤っていないかどうか、確認の徹底を 指示した。

(2009年7月24日09時31分  読売新聞)

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2009年7月19日 (日)

宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」が完成

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090719-OYT1T00373.htm?from=main1

 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=中島達雄】国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一飛行士(45)らが日本時間19日午前、日本実験棟「きぼう」の最後の構成部分「船外実験施設」を取り付けた。

 筑波宇宙センター(茨城県)の管制室が午前11時23分、電力供給や通信機能に問題がないことを確認し、計画開始から四半世紀の歳月を経て「きぼう」が完成した。

 若田さんは18日朝(同18日深夜)ロボットアームを巧みに操作し、スペースシャトル「エンデバー」の貨物室から施設を搬出。同僚飛行士の協力も得ながら、ISSに既に設置済みの「きぼう」船内実験室の先端に取り付けた。

 米航空宇宙局(NASA)のホリー・ライディングス飛行主任は記者会見で、「コーイチは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ロボットアームの達人だ」と若田さんをたたえた。

 この日、地上管制官として若田さんの作業を支えた星出彰彦飛行士(40)は「きぼうの完成は日本にとって大きなステップ。宇宙開発の世界での日本の存在感も上がる」と喜びを語った。

 船外実験施設は、飛行士が滞在する船内実験室からベランダのように飛び出しており、真空で放射線の強い宇宙空間でじかに実験や観測ができるのが特徴。

 若田さんは今後、この施設に全天エックス線観測装置など船外実験機器を取り付けて、同31日深夜にエンデバーで地球に戻る。

(2009年7月19日12時58分  読売新聞)

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2009年7月16日 (木)

「F22は法外な値段」米国防総省報道官がけん制

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090716-OYT1T00489.htm
 【ワシントン=小川聡】日本の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補の一つである最新鋭ステルス戦闘機「F22」を巡り、国防総省のモレル報道官は15日の記者会見で、「日本がF22の輸出型を買う場合には、法外な値段になる。そのお金はF35に使う方がいい」と述べ、F22の取得にこだわる日本をけん制した。

 報道官はまた、「我々はF22の輸出に反対だ」と明言し、議会が2010会計年度国防予算権限法案に輸出型の検討を求める条項を盛り込んだ場合でも、同省は反対することを示唆した。
(2009年7月16日17時32分  読売新聞)

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若田さん帰還シャトル、打ち上げ成功

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090716-OYT1T00287.htm?from=top
 【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は、15日午後6時3分(日本時間16日午前7時3分)、国際宇宙ステーション(ISS)へ日本実験棟「きぼう」の最後の構成部分を運ぶスペースシャトル「エンデバー」をケネディ宇宙センターから打ち上げた。

 エンデバーは順調に上昇し、打ち上げは成功した。

 「きぼう」は、船内実験施設が昨年、2回のシャトル飛行で運ばれ、ISSに設置済み。3回目の今回は船外実験施設を運び、ISSに3月から長期滞在中の若田光一飛行士(45)らがロボットアームで取り付けて「きぼう」が完成する。船外施設で今後、エックス線による全天観測などが行われる。

 エンデバーはその後、若田さんを乗せて7月31日午前(同31日夜)に地上へ帰還する。

 打ち上げは当初、6月13日の予定だったが、燃料漏れや悪天候で5回延期され、約1か月遅れとなった。
(2009年7月16日07時18分  読売新聞)

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2009年7月15日 (水)

軽飛行機、電気トラブルで緊急着陸…名古屋

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090715-OYT1T00743.htm
 15日午後4時20分頃、愛知県豊山町の県営名古屋空港で、電気系統のトラブルで緊急着陸しようとした軽飛行機が、車輪が出ているのかが確認できずに上空を旋回。

 午後5時40分頃に車輪が出ているのを確認して、無事着陸した。乗っていた2人にけがはないとみられる。

 中部空港事務所によると、軽飛行機は同日午後3時15分ごろ、岡山県の岡南飛行場を出発、埼玉県桶川市のホンダエアポートに向かっていた。伊勢湾上空で電気系統にトラブルが発生、目的地を名古屋空港に変更したという。

 同空港では緊急着陸に備えて、消防車が待機するなど、一時は緊迫した空気に包まれた。
(2009年7月15日18時04分  読売新聞)

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イラン北部で旅客機が墜落、168人全員死亡

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090715-OYT1T00833.htm?from=main3
 【テヘラン=久保健一】イラン国営テレビによると、テヘランから隣国アルメニアの首都エレバンに向かっていたイラン・カスピアン航空旅客機が15日正午(日本時間同日午後4時30分)頃、イラン北部カズビン近郊に墜落し、乗員・乗客168人全員が死亡した。

 乗客に日本人がいるとの情報はない。

 イラン航空当局によると、同機はロシア・ツポレフ製で、離陸から16分後に墜落した。
(2009年7月15日20時11分  読売新聞)

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2009年7月 5日 (日)

さよなら747―300、航空ファン惜しむ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090705-OYT1T00630.htm?from=main6

 今月限りで引退するジャンボ旧世代機、747―300型機の撮影会が5日、沖縄の離島・下地島で開かれ、カメラを手にした大勢の航空ファンが詰めかけた。

 日本航空が企画。同機で沖縄から同島へ向かい、下地島空港で離着陸を繰り返す「タッチ・アンド・ゴー」の様子を撮影するというツアーで、1泊2日で7万円を超えるが、発売から2時間半で約360人分が完売したという。

 パイロットの練習用につくられ、通常は一般乗降客はない同空港だが、この日は、ツアーに参加できなかったファンも船などで撮影スポットに集合。同空港管理事務所が周辺を車両通行止めにして対応するほどのにぎわいに。ツアーに参加した千葉県船橋市の会社員、林武俊さん(44)は、「ジャンボは迫力があって様になる」と満足した様子だった。
(2009年7月5日19時05分  読売新聞)

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