政府、F22輸入断念…米下院決定受け
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090731-OYT1T00514.htm
河村官房長官は31日午前の記者会見で、米下院が日本の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補の一つである最新鋭ステルス戦闘機「F22」の追加調達費を削除する決定をしたことを受け、輸入断念を表明した。
河村長官は「米国の方針がそうであれば、代替を考えていかなければならない」と述べ、別機種の選定を急ぐ考えを示した。
【ワシントン=小川聡】米下院は30日午後(日本時間31日未明)の本会議で、2010会計年度国防予算歳出法案にあった12機分の追加調達費の初期費用3億6900万ドル(約352億円)の使途を変更し、追加調達を認めない内容の修正案を可決した。
一時は追加調達を認めた下院が上院に倣ってオバマ政権のF22調達打ち切り方針を受け入れたことで、11年末での生産終了が確定した。
上下両院で審議中の10会計年度国防予算権限法案ではF22の「輸出型」の研究を国防総省に求める条項があるが、同省は消極的とされ、生産した場 合も費用の高騰が避けられない。今後、F22の生産ラインをF35用に切り替えるなどの措置も進むと見られ、日本のF22輸入は絶望的となった。
(2009年7月31日12時19分 読売新聞)
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