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2009年8月

2009年8月29日 (土)

07年中華機炎上、座金付け損ね原因…安全委

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00665.htm

 那覇空港で2007年8月、中華航空機(ボーイング737―800型機)が爆発炎上した事故で、運輸安全委員会は28日、調査報告書を公表した。

 右主翼の可動翼(スラット)の支柱に取り付けるボルトの緩み止め作業中、整備士がワッシャー(座金)を付け損なったためボルトが落ち、燃料タンクに突き刺さって燃料が漏れ出したことが事故原因とした。

 作業はボーイング社のサービスレター(技術指示書)に従って行われたが、安全委では、この指示書がボルトの緩み止め作業での注意点について十分に触れていなかったことも指摘、米国と台湾の航空当局に対し、再発防止などを求める安全勧告を行った。

 報告書によると、中華航空は07年7月、ボ社の指示書に基づき、ボルトのナットをいったん取り外し、緩み止めを塗って新しいナットと交換した。作 業は手探りで行わなければならない困難な場所にあり、安全委では、「部品の脱落が起きやすい状態だった」(報告書)ため、座金を付け損ねたとみている。

 指示書は06年3月に発行され、ボ社はその後、ナットを取り外さなくてもいいよう作業手順を変更していた。このため、安全委は、当初の指示書では、部品の脱落防止などへの配慮が不十分だったことも事故につながったと判断した。

 また、ボルトの留め具となるナットの外径は、座金の内側にある支柱の内径より小さかったため、座金が欠落した状態ではボルトが抜け落ちてしまう設計上の問題も、事故の要因として指摘した。ボ社は事故後、脱落防止のため安全ピンを取り付けるなどの設計変更を行っている。

 安全委は、米航空当局への安全勧告の中で、航空会社に向けた指示書では、誤作業を防止するため、作業範囲を明確にするなど、ボ社に指導するよう求めた。

 事故は07年8月20日、中華航空機が那覇空港の駐機場に停止した直後に発生。乗員乗客165人は無事に脱出し、けが人はなかった。

(2009年8月28日13時45分  読売新聞)

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出雲空港滑走路逸脱、着陸直前の出力調整原因…安全委

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00781.htm
 島根・出雲空港で2007年12月、日本エアコミューター機(サーブ340B型機、乗員乗客37人)が着陸直後に滑走路を外れたトラブルで、運輸 安全委員会は28日、機長が着陸直前、左右のエンジン出力を大きく変える操縦を行ったことが原因とする調査報告書を公表した。着陸時には通常行わない操縦 とされ、その後のブレーキ操作なども不十分だったとした。

 報告書によると、トラブルは07年12月18日に発生。着陸後、滑走路を右側にそれた機体は、誘導路などを約300メートル走って停止。前輪タイヤがパンクするなどしたが、けが人はなかった。

 機体は着陸前に横風を受け、機首が右を向いていた。安全委は、機長が機体を滑走路と平行にするため、エンジンの出力調整で対応しようとした際、左右のバランスが崩れ、機体が右に傾いたと判断した。

(2009年8月28日15時02分  読売新聞)

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2009年8月24日 (月)

米の高速道に小型機、車3台衝突…軽傷1人

カリフォルニア州の高速道に不時着した小型機=AP

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090824-OYT1T00374.htm

 【ニューヨーク=吉形祐司】米CNNテレビによると、カリフォルニア州サンタバーバラ近郊の高速道路に23日、夫婦2人が乗った小型飛行機が緊急着陸し、走行中の車3台に次々と衝突、車に乗っていた1人が軽いけがをした。

 小型飛行機は単発機で、飛行中にエンジンが停止し、緊急着陸の際、車2台に衝突してスピンした後、さらに別の1台に機体後部が当たったという。小型飛行機はロサンゼルスからサンタバーバラに向かっていた。

(2009年8月24日11時10分  読売新聞)

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2009年8月16日 (日)

訓練中の2機墜落し1人死亡 ロシア、3軒が被害

http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200908160162.html

2009年8月16日21時10分 asahi.com

 【モスクワ=副島英樹】モスクワ近郊のジューコフスキー上空で16日、航空ショーの訓練飛行中だった戦闘機「スホイ27」2機が衝突して墜落した。イン タファクス通信などによると、ロシア空軍は、パイロット3人は緊急脱出したものの、うち1人が死亡した、としている。さらに同通信は、戦闘機の墜落で民家 3軒が被害を受け、女性1人が負傷したと伝えた。

 訓練飛行では、スホイ27やスホイ30、ミグ29などで構成する二つの飛行グループの計9機が編隊を組んでいた。

 ジューコフスキーでは今月18~23日に国際宇宙航空展覧会が開かれる予定で、準備が進んでいる。今回の事故による中止や延期は検討されていないという。

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2009年8月10日 (月)

NYで小型機とヘリ衝突、4人死亡・5人不明

小型機とヘリが衝突、墜落したハドソン川での捜索活動=ロイター
NY上空の衝突・墜落事故でハドソン川を捜索する警察官たち=ロイター

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090809-OYT1T00455.htm

 【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークのマンハッタン西側を流れるハドソン川上空で8日正午(日本時間9日午前1時)ごろ、イタリア人観光客を乗せた観光用ヘリコプターと小型飛行機が空中衝突し、両機は川に墜落した。

 AP通信によると、9日朝までに4人の遺体が収容され、5人が行方不明となった。ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は「(搭乗者の)生存は見込めない」と述べた。在ニューヨーク日本総領事館によると、邦人が乗っていたとの情報はない。

 事故当時の天候は良好で、米国家運輸安全委員会(NTSB)などが原因を調べている。記者会見した市長によると、ヘリには操縦士と5人のイタリア 人旅行客の計6人、小型飛行機には操縦士と乗客2人の計3人が搭乗していた。ヘリはマンハッタンのヘリポートを離陸直後、ニュージャージー州の空港を離陸 した小型機と衝突した。

 川沿いの公園で衝突を目撃した露天商のジャハンギル・アラムさん(49)は「両機がともに針路を変えた直後、飛行機の翼にヘリが接触し、翼が折れた。ボンという音がした」と話した。

 マンハッタンを一望できる観光ヘリは、日本人客にも人気がある。

(2009年8月10日01時37分  読売新聞)

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一糸乱れぬヒコーキ雲、千歳基地で航空祭

大空で華麗な演技を見せる「ブルーインパルス」http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090810-OYT1T00106.htm

北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地で9日、恒例の「航空祭」が開かれ、過去最高の約12万8000人の航空ファンや家族連れでにぎわった。

 航空祭のハイライトは、空自松島基地(宮城県)所属のブルーインパルスによる展示飛行。雲で視界が悪くアクロバット飛行は中止になったが、基地上空に現れた6機が一糸乱れぬ編隊を披露すると、会場からは歓声が上がった。

 このほか、戦闘機や政府専用機、地対空誘導弾パトリオット・ミサイルなどが展示され、訪れた市民は記念撮影していた。

(2009年8月10日04時15分  読売新聞)

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2009年8月 9日 (日)

NYで小型機とヘリ衝突、3人死亡・6人不明

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090809-OYT1T00455.htm?from=top

【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークのマンハッタン西側を流れるハドソン川上空で8日正午(日本時間9日午前1時)ごろ、イタリア人観光客を乗せた観光用ヘリコプターと小型飛行機が空中衝突し、両機が同川に墜落、3人の遺体が収容され、6人が行方不明となった。

 ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は「(搭乗者の)生存は見込めない」と述べた。在ニューヨーク日本総領事館によると、邦人が乗っていたとの情報はない。

 米国家運輸安全委員会(NTSB)などが原因を調べているが、現場近くで記者会見した市長によると、ヘリには操縦士と5人のイタリア人旅行客の計6人、小型飛行機には操縦士と子供を含む2人の計3人が搭乗していた。ヘリはマンハッタンにあるヘリポートを離陸直後、ニュージャージー州のティーターボロ空港を離陸した小型機と衝突した。遺体の身元は不明。
(2009年8月9日13時25分  読売新聞)

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2009年8月 4日 (火)

タイ機が管制塔衝突、操縦士死亡…十数人重軽傷か

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090804-OYT1T00724.htm

 【バンコク=田原徳容】タイ南部のリゾート地、サムイ島で4日午後2時半(日本時間同4時半)過ぎ、タイ南部クラビから到着したバンコクエアウェイズ機が着陸の際、空港の管制塔に衝突、大破した。

 タイ警察などによると、乗客乗員約70人のほとんどが脱出したが、操縦士1人が死亡、十数人が重軽傷を負ったという。

 10人死亡説や、40人以上が負傷し、7人が機内に取り残されたといった情報もある。在タイ日本大使館は、日本人乗客の有無の確認を急いでいる。

(2009年8月4日17時59分  読売新聞)

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2009年8月 1日 (土)

引退クラシックジャンボが「泣いていた」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090731-OYT1T00947.htm

放水と職員に出迎えられる最後のクラシックジャンボ定期便=冨田大介撮影

 日本航空(JAL)グループが運航するボーイング747の旧世代機の引退セレモニーが31日、成田空港で行われた。1970年に国内初就航したクラシックジャンボの歴史に幕を閉じた。

 空の大量輸送時代を支えたジャンボ。機長、副操縦士、航空機関士がコックピットに乗るタイプで、引退する航空機関士の広瀬正一さん(55)も最後のフライトに。

 最終便が着くと、消防車が水のアーチで出迎え、機長の酒井文彦さん(58)は「窓に水が流れ、泣いているようでグッときた」。

(2009年7月31日22時23分  読売新聞)

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若田さん帰還、4か月半ぶりの地上

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090731-OYT1T01094.htm?from=top

若田さんを乗せて帰還したエンデバー=小西太郎撮影

 【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=中島達雄】日本人で初めて宇宙に4か月半滞在した若田光一飛行士(45)が31日午前10時48分(日本時間午後11時48分)、米スペースシャトル「エンデバー」でケネディ宇宙センターに帰還した。

 若田さんは3月15日(同16日)、シャトル「ディスカバリー」で出発し、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した。

 宇宙での生活は、当初予定より1か月延びて138日間に及んだ。地上の重力は久々のため、長期滞在した飛行士用の座席に体を寝かせて帰還した。無重力環境で筋骨が弱り、骨折などの危険があるため、今後は歩行訓練や筋力トレーニングなど45日間のリハビリ計画をこなす。

 ISSでは、得意のロボットアーム操作で日本実験棟「きぼう」を完成させたほか、無重力環境での結晶成長実験などに取り組んだ。一般から募集した「おもしろ実験」では、じゅうたんに乗って空中を飛んで見せたり、綱引きや腕相撲に挑戦したりした。

(2009年7月31日23時57分  読売新聞)

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