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2009年9月12日 (土)

岐阜県防災ヘリ墜落、3人死亡 北アルプス奥穂高岳

http://www.asahi.com/national/update/0911/NGY200909110008.html
 11日午後3時20分ごろ、岐阜県高山市の北アルプス奥穂高岳(標高3190メートル)近くの山中で、遭難者の救助に向かった同県防災ヘリコプター「若鮎(わかあゆ)2」が墜落し、操縦士ら乗組員3人が死亡した。地上に降りた高山署員と救助隊員が遭難者をロープで上空のヘリに引き上げるための準備作業をしていた時で、後部のローター(回転翼)が急斜面の山肌に接触してバランスを崩したとみられる。機体は大破し、一部は炎上した。

 ヘリはベル412EP型で、墜落現場は「ジャンダルム」(標高3163メートル)に隣接する岩峰「ロバの耳」。国土交通省関係者は「後部ローターは機体の姿勢を維持する役割があり、壊れて機体がくるくると回転しはじめ、制御不能になったのではないか」とみている。運輸安全委員会は同日、事故原因を調査するため、調査員3人を現地に向かわせた。県警は業務上過失致死容疑を視野に捜査を始めた。

 亡くなったのは県防災航空隊の操縦士朝倉仁さん(57)=同県各務原市東山4丁目=、整備士三好秀穂さん(47)=同市鵜沼川崎町=、副隊長後藤敦さん(34)=同県笠松町田代=で、3人の遺体は同県警のヘリが収容した。現場付近で登山中に心肺停止状態になったとして救助を待っていた冨沢薫さん(64)=宮城県山元町=も事故後、死亡が確認された。

 岐阜県警などによると、ジャンダルム付近にいた10人の登山グループから午後1時35分ごろに「1人が動かなくなった」との通報が入り、各務原市の航空自衛隊岐阜基地からヘリが現地に向かった。同3時5分に副隊長の後藤さんから「地上に降りた隊員とこれから活動する」と県に無線連絡があった。地上に降りた署員らが、ホバリング(空中停止)するヘリから垂らしたロープで冨沢さんを引き上げる作業をしていたという。

 機体は操縦席部分と尾部に破断され、約400メートル下のがけに落ちた操縦席部分は大破して燃え上がった。ちぎれた形の尾部は険しい岩壁部分にぶら下がった。

 高山署によると、現場は当時は無風で、視界はおおむね良好だったという。

 同県によると、操縦士の朝倉さんは97年3月に航空自衛隊を退職し、同4月に県職員となった。空自に入隊した71年からの飛行時間は5740時間だったという。

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