滑走路2本から同時離陸、成田での導入検討
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091109-OYT1T01037.htm
成田空港の発着回数を大幅に増やすため、成田国際空港会社が2本の滑走路から同時に離陸する「同時平行離陸方式」の安全性について専門調査会社「マイター社」に調査を委託し、同社が「問題なし」とする結果を出したことが9日、わかった。
空港会社から報告を受けた国土交通省は、新方式導入を容認するか今月中に結論を出す方針。
空港会社によると、現在はA滑走路(4000メートル)とB滑走路(2500メートル)から離陸する航空機が十分な距離を保つよう、両滑走路の離 陸許可に時間差を設けている。空港会社は年間発着回数を現行の20万回から30万回に拡大することを目指しており、新方式導入が必要としている。マイター 社は「2本の滑走路が2・5キロ離れており、安全面で問題はない」と結論付けた。
国交省によると、新方式を導入した場合、2機が接触する危険を避けるため、進行方向が外側へ15度開くように飛ぶ国際ルールがあり、これに従えば 騒音地域が広がる。ただし、安全性が確保できれば、各国が独自ルールを決められる。国交省が新方式を容認すれば、国交省と空港会社で新たな飛行コースと騒 音被害予測図を作成し、地元自治体などに提示する。
マイター社は、航空機の安全運航などの調査研究が専門で、米軍や欧州の空港からも委託を受けている。
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