エアライン/旅客機

2009年11月10日 (火)

JAL機サウジで故障、VIP足止め 分乗ANAは帰国

http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200911100002.html

 日本時間の9日午前5時前、住友化学がチャーターした日本航空(JAL)のジャンボ機(乗客61人)が、サウジアラビアのジッダ空港で離陸直前に故障し、帰国できなくなった。
 もう1機チャーターされていた全日空(ANA)のジャンボ機(乗客79人)は先に同空港を出発し、無事に帰国した。
 JALとANAによると、2機は住友化学がサウジアラビアの化学プラントなどを視察するため、財界の関係者ら百数十人を乗せて6日に日本を出発。招待客の多くは「VIP扱い」で、ファーストクラスとビジネスクラスを利用するため、ジャンボ2機を手配していたという。
 一行の約半数を乗せたJAL機は9日朝、離陸のために滑走路に向かう途中でエンジン制御システムの不具合が発覚。ANA機は約30分前に飛び立っていた。
 ライバルに差をつけられた形となったJAL関係者は、「経営再建で信頼回復が大事なときに、情けない」。乗客は1日滞在を延ばし、定期便でロンドンを経由して帰国する。JAL副社長らが成田空港で出迎え、謝罪する予定だ。
(asahi.com)

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2009年11月 5日 (木)

日航、来年6月までに16路線廃止

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091105-OYT1T01102.htm?from=top
200911057967601l
 公的管理下で再建中の日本航空は5日、国内線8路線、国際線8路線の計16路線を2010年6月までに順次、廃止すると発表した。

 企業再生支援機構の関与の下で策定中の再生計画に盛り込むことにしており、同計画では計45路線前後の廃止を打ち出す見通しだ。

 中部―釧路など4路線は、他社便の運航がなく、廃止後は別の空港での乗り継ぎなどが必要になる。また、神戸空港からは日航便が姿を消す。

 不採算路線での運航をやめて収益性を高めるねらいで、日航は、16路線の廃止による赤字削減効果を年間71億円と見込んでおり、廃止に伴い人員約200人の配置転換などを検討する。

 さらに、静岡空港と札幌、福岡を結ぶ2路線、松本空港と札幌、伊丹、福岡を結ぶ3路線も、地元との協議を経て廃止を正式決定する見通しだ。

 09年度に入り、日航は既に12路線の廃止を発表している。5日発表の16路線と、静岡、松本両空港の計5路線を加え、33路線となる。
(2009年11月5日21時52分 読売新聞)

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2009年10月31日 (土)

全日空グループ7社、11年度末めどに3社に再編

 

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091030-OYT1T01129.htm

 全日本空輸は30日、グループの航空会社7社を2012年3月末をめどに3社に再編すると発表した。 管理部門の集約や、機材の効率的な運用によってコスト削減を図る狙いだ。

 10年度上期に、同じ機材を使うアジア・リゾート路線の「エアージャパン」と国際貨物の「ANA&JPエクスプレス」を統合するほか、「エアー ニッポンネットワーク」「エアーネクスト」「エアーセントラル」の国内線を小型機で運航する地域3社を1社に集約する。さらに、11年度末までに、全日空 本体に、「エアーニッポン」を統合する。

 また、11年度末までにグループの間接部門の2割にあたる1000人については、羽田空港の発着枠拡大で業務が増える営業、空港部門などに振り向けるほか、09年度中に200人程度の早期優遇退職を募集する。

(2009年10月30日21時22分  読売新聞)

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2009年10月24日 (土)

居眠り操縦?ノースウエスト機240kmも通り過ぎ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091024-OYT1T00780.htm?from=main2
 【ロサンゼルス=飯田達人】米ミネソタ州上空を航行中のノースウエスト航空機が21日夜、着陸予定だったミネアポリス・セントポール空港を約240キロも通り過ぎて飛行を続けた後、引き返して着陸するトラブルがあった。

 操縦士と管制官の交信が1時間半近くも途絶えており、AP通信は23日、操縦士が居眠りしていた可能性もあるとみて米運輸安全委員会が調査を始めたと報じた。

 同機はカリフォルニア州サンディエゴ空港を離陸したエアバスA320型機(乗客乗員149人)。到着を前に88分間にわたって交信が途絶えたため、ハイジャックの可能性もあるとみて、米軍機が待機する騒ぎになった。

 機長(53)と副操縦士(54)は「航空会社の方針を巡る議論が白熱し、目的地に着いたことに気付かなかった」などと釈明しているが、管制官の呼びかけに応じなかったなど不自然な点が多いため、同委員会は両者から詳しく状況を聞く方針だ。
(2009年10月24日18時53分  読売新聞)

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2009年10月22日 (木)

延伸の成田B滑走路、供用スタート…1番機離陸

延長された成田空港B滑走路から飛び立つ1番機(読売ヘリから)=江口聡子撮影

 320メートル延伸された成田空港B滑走路(2500メートル)の供用が22日始まり、1番機の日本航空函館行きチャーター便(ボーイング747―400型、乗員・乗客463人)が午前7時過ぎ、同滑走路から離陸した。

 供用開始は、当初、来年3月を予定していたが、今年3月の米貨物機炎上事故でA滑走路(4000メートル)が約26時間閉鎖され、大きな影響が出 たことを受けて前倒しされた。大型機の利用が可能になることで、空港の年間発着回数は、来年3月から2万回増えて22万回となる。

 前原国土交通相が、羽田空港を国際的な拠点空港として整備する構想を打ち出したことから、成田国際空港会社も、乗り継ぎの国内線を増やすなど利便性の向上に力を入れる方針。来年7月には東京・日暮里と成田空港を最短36分で結ぶ新高速鉄道が開業する。

(2009年10月22日11時15分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091022-OYT1T00392.htm

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2009年8月29日 (土)

07年中華機炎上、座金付け損ね原因…安全委

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00665.htm

 那覇空港で2007年8月、中華航空機(ボーイング737―800型機)が爆発炎上した事故で、運輸安全委員会は28日、調査報告書を公表した。

 右主翼の可動翼(スラット)の支柱に取り付けるボルトの緩み止め作業中、整備士がワッシャー(座金)を付け損なったためボルトが落ち、燃料タンクに突き刺さって燃料が漏れ出したことが事故原因とした。

 作業はボーイング社のサービスレター(技術指示書)に従って行われたが、安全委では、この指示書がボルトの緩み止め作業での注意点について十分に触れていなかったことも指摘、米国と台湾の航空当局に対し、再発防止などを求める安全勧告を行った。

 報告書によると、中華航空は07年7月、ボ社の指示書に基づき、ボルトのナットをいったん取り外し、緩み止めを塗って新しいナットと交換した。作 業は手探りで行わなければならない困難な場所にあり、安全委では、「部品の脱落が起きやすい状態だった」(報告書)ため、座金を付け損ねたとみている。

 指示書は06年3月に発行され、ボ社はその後、ナットを取り外さなくてもいいよう作業手順を変更していた。このため、安全委は、当初の指示書では、部品の脱落防止などへの配慮が不十分だったことも事故につながったと判断した。

 また、ボルトの留め具となるナットの外径は、座金の内側にある支柱の内径より小さかったため、座金が欠落した状態ではボルトが抜け落ちてしまう設計上の問題も、事故の要因として指摘した。ボ社は事故後、脱落防止のため安全ピンを取り付けるなどの設計変更を行っている。

 安全委は、米航空当局への安全勧告の中で、航空会社に向けた指示書では、誤作業を防止するため、作業範囲を明確にするなど、ボ社に指導するよう求めた。

 事故は07年8月20日、中華航空機が那覇空港の駐機場に停止した直後に発生。乗員乗客165人は無事に脱出し、けが人はなかった。

(2009年8月28日13時45分  読売新聞)

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出雲空港滑走路逸脱、着陸直前の出力調整原因…安全委

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00781.htm
 島根・出雲空港で2007年12月、日本エアコミューター機(サーブ340B型機、乗員乗客37人)が着陸直後に滑走路を外れたトラブルで、運輸 安全委員会は28日、機長が着陸直前、左右のエンジン出力を大きく変える操縦を行ったことが原因とする調査報告書を公表した。着陸時には通常行わない操縦 とされ、その後のブレーキ操作なども不十分だったとした。

 報告書によると、トラブルは07年12月18日に発生。着陸後、滑走路を右側にそれた機体は、誘導路などを約300メートル走って停止。前輪タイヤがパンクするなどしたが、けが人はなかった。

 機体は着陸前に横風を受け、機首が右を向いていた。安全委は、機長が機体を滑走路と平行にするため、エンジンの出力調整で対応しようとした際、左右のバランスが崩れ、機体が右に傾いたと判断した。

(2009年8月28日15時02分  読売新聞)

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2009年8月 4日 (火)

タイ機が管制塔衝突、操縦士死亡…十数人重軽傷か

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090804-OYT1T00724.htm

 【バンコク=田原徳容】タイ南部のリゾート地、サムイ島で4日午後2時半(日本時間同4時半)過ぎ、タイ南部クラビから到着したバンコクエアウェイズ機が着陸の際、空港の管制塔に衝突、大破した。

 タイ警察などによると、乗客乗員約70人のほとんどが脱出したが、操縦士1人が死亡、十数人が重軽傷を負ったという。

 10人死亡説や、40人以上が負傷し、7人が機内に取り残されたといった情報もある。在タイ日本大使館は、日本人乗客の有無の確認を急いでいる。

(2009年8月4日17時59分  読売新聞)

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2009年8月 1日 (土)

引退クラシックジャンボが「泣いていた」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090731-OYT1T00947.htm

放水と職員に出迎えられる最後のクラシックジャンボ定期便=冨田大介撮影

 日本航空(JAL)グループが運航するボーイング747の旧世代機の引退セレモニーが31日、成田空港で行われた。1970年に国内初就航したクラシックジャンボの歴史に幕を閉じた。

 空の大量輸送時代を支えたジャンボ。機長、副操縦士、航空機関士がコックピットに乗るタイプで、引退する航空機関士の広瀬正一さん(55)も最後のフライトに。

 最終便が着くと、消防車が水のアーチで出迎え、機長の酒井文彦さん(58)は「窓に水が流れ、泣いているようでグッときた」。

(2009年7月31日22時23分  読売新聞)

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2009年7月24日 (金)

JAL系機が誤進入、後続着陸やり直し…大阪空港

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090723-OYT1T00558.htm

23日午前9時10分ごろ、大阪(伊丹)空港で、仙台からB滑走路に着陸したばかりのジャルエクスプレス2200便(MD81型機、乗員乗客74 人)が管制官の許可を得ないまま停止線を越えてA滑走路を横切ろうと進入し、A滑走路に着陸するため約4キロ手前を降下中だった日本エアコミューター 2400便(ボンバルディアDHC8―Q400型機、乗員乗客52人)が着陸をやり直すトラブルがあった。

 両機の乗員乗客にけが人はなかった。

 国土交通省によると、管制官はジャルエクスプレス機に対し、滑走路手前で待機するよう指示。しかし、これに対して、同機の副操縦士は「A滑走路横 断」と応答して、滑走路に進入を始めたという。管制官が滑走路進入に気付いたため、エアコミューター機に着陸やり直しを指示した。同機は約1分後に着陸す る予定だった。

 このトラブルで、運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして、調査官3人を現地に派遣した。

(2009年7月23日13時48分  読売新聞)

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